私の両親は誕生日が10日しか離れてないので、
毎年この時期にいっぺんにお祝いします。
今年は母のリクエストで銀座の花蝶へ。
もともと新橋の名料亭だった花蝶ですが、2002年に閉店。
それを演出家の宮本亜門が総合プロデュースして
レストランとしてよみがえらせたというもの。
今回は4歳のRがいるので個室だったのですが、
トイレに行きがてらこっそりメインダイニングをのぞいてみました。
メインダイニングは以前大広間だったスペースだそう。
畳だったと思うのですが、今は真っ白な床に替わり、
現代的なテーブルセッティングになっています。
欄間や柱などは当時のまま残されているそう。
暗めの照明+物陰からこっそり見たのでよく見えませんでしたが。
個室は掘りごたつで坪庭に面していて
なかなか風情があります。
床の間には大きな花器に花が大胆に活けられていました。
全体的に和風ながらもモダンな香りのするインテリアで好きな感じです。
テーブルの上にはナプキン代わりに
ピンク色の手ぬぐいが置いてありました。
これは、芸者さんがお座敷にデビューするときに
名前入りの手ぬぐいを配るのにちなんで、
お披露目の意味を込めて置かれているそう。
給仕してくださった男性は板前風。
ご年配でしたが、いなせな感じでした。
お食事はフレンチの要素を取り入れた創作和食
ということで、コース自体は会席の形式なのですが、
「きのこのフラン」など、かなり洋風の香りが漂っています。
デザートも「きいちごのムース」でした。
お子様ご飯はまあどこでも同じもので、
ハンバーグにナポリタン風のスパゲッティ、オムレツなど。
たいていエビフライがつくのですが、
Rは海老嫌いなのでエビフライをやめてほしいと頼んでいたら
今回はクリームコロッケ。
クリームコロッケ大好きなので大喜びでした。
2日続けて演出家の作品を堪能した週末でした。
あれ? 家作りは?!
『花蝶』
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