槍ヶ岳登頂を肩の小屋で断念してから2年……、(↑クリックすると読めます)
リベンジすべく、再び親父(祖父)と私と息子とで、槍ヶ岳を目指しました。
前回は、上高地―横尾―槍沢―槍ヶ岳の
ピストン(2泊3日)だったので、
今回は、
安曇野(中房温泉)→燕岳→大天井岳
→槍ヶ岳→槍沢→横尾→上高地(3泊4日)という
いわゆる「表銀座」と呼ばれる
最も人気の高くてメジャーなルートを選択。
日程は、一年で最も山が混むお盆です。
(本当はずらしたかったのですが、
3泊4日となるとなかなか調整がつきませんでした。)
ただし、日本列島各所に甚大な被害をもたらした
台風11号が通過した直後だったので、
絶対晴れると心は相当ウキウキしていました。
前日の12日に息子と二人でクルマで松本の実家に泊まり、
翌朝5時ごろ出発!
写真は、実家の美容室前で撮影したものです。
まずは登山道の入り口となる中房温泉へ向かいます。
途中、安曇野から常念岳を臨み、
6時30分、中房温泉着。とんでもない人の数です。
ここで登山届を記入、提出し、いよいよ登り始めます。
今日は、いっきに標高2,763 mの燕岳(つばくろだけ)を登り、
尾根にある燕山荘へ泊まる予定です。
実は、燕岳は中学一年生のときに集団登山で上って以来、
約30年ぶりでした。
燕岳がいいのは、ある程度登ると、
第一ベンチ、第二ベンチ・・・といくつかベンチがあって
休みやすくなっていることです。
そして登り始めて3時間30分。
順調に合戦小屋に着きました。
合戦小屋の標高は2,350m、登山口の中房温泉は1462mとあるので、
約900m登った計算です。
合戦小屋の名物だというスイカを、
みんなで食べて、再び登ります。
中学生のときは、ここからがまたやたら長かった記憶がありますが、
果たして30年ぶりのチャレンジはどうだったのか?というと・・・
やはりけっこうありました!
ここから山荘まで2時間かかってます。
槍ヶ岳が見えたり、
なかなか着かないけど、目指す燕山荘が見えたりと
変化もでてきます。
森林限界も超えるので、木がなくなったりもします。
で、11時50分。
ようやく燕山荘に到着!このときに尾根に出るので
いっきに目的地である槍ヶ岳が見え、
また、燕岳も美しく見えるので、相当感動します!
では、動画でその感動を、ご一緒に。
どうですか、雰囲気がちょっとは伝わったでしょうか。
なんだかんだで、5時間30分の行程でした。
12時すぎに山小屋にチェックイン!
燕山荘は北アルプスの中でも
相当大きい規模の山小屋です。
小屋の近くにはテント場もあり、
いろとりどりのテントが貼られています。
その後、燕山荘の前のベンチで昼食をとった後、
親父は休んでいるというので、
息子と約1?ほど離れた燕岳山頂を目指しました。
途中、イルカ岩だの、眼鏡岩だのといった
燕岳の名所を拝みつつ、
コマクサの群生も見ることができました。
で、13時10分、登頂。
目的地の槍ヶ岳を超望遠で狙います。
燕山荘はめっちゃ混んでましたが、
蚕部屋の上4人用を3人でつかえたので、快適でした。
で、順調についたので、
午後はのんびりと喫茶スペースでコーヒーをのんだり、
本を読んだりして、ゆったりと過ごしました。
明日は尾根沿いに槍ヶ岳の手前の西岳ヒュッテを目指す予定です。