【 読んだ本の感想『科学がつきとめた「運のいい人」』 】

※備忘録として気になったところだけ書いておく。

 

・運がいい人とは、誰にでも公平に降り注ぐ運をより多くキャッチできる人ㅤ

・「運がいい、ツイてる」と声に出して言うといい

・他人に感謝をするといい

 

セロトニンは、安心感・安定感・落ち着きをもたらす

ドーパミンは「やる気」のもとになる。モチベーションを高める。

ノルアドレナリンは週張力を高める

・上記3つを調整するモノアミン酸化酵素

 モノアミンが少ない=セロトニンが多い=安心を感じ、不安がない=刹那的

 女性モノアミン少なめ=刹那的になりがち

 男性でモノアミン少ないと攻撃的になる

 

・運がいい人は部屋をキレイに片付け、上等なカップを使う

・運がいい人はいい意味でいい加減

・幸せを感じているとナチュラルキラー細胞をほどよく活性化させ、長生きする

 

・運がいい人は「〇〇ちゃん(自分のこと)、大好き!」と言う

 =自分のことを大事にするようになるから

・運がいい人は、根拠がなくても「自分は運がいい」と思いこむ!

・運がいい人は、「自分は運がいい」「ツイてる」と声に出して言う

・運がいい人は運のいい人に近くにいる

 脳の中のミュラーニューロンが活発化して似た行動パターンをとる

・運がいい人は早寝早起き

 セロトニンがでやすくなり、良質な睡眠をつくるメラトニンが増えるから。

 セロトニントリプトファンという必須アミノ酸からできている。トリプトファンは魚の赤身や肉、乳製品に含まれている。セロトニン生成にはビタミンB6(とうがらし、にんにく、ごま)も必要。セロトニンはリラックスしていると多く分泌される。

・運がいい人はいい妄想をする

・運がいい人は愛情をもって人を育てる

 愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌されるから。

・運のいい人はストレスレベルをあげる。

 平穏な時よりも「適度な」ストレスがあるほうが脳が活発に活動するから。

・運のいい人はあえてリスクのある道を選ぶ

 リスクがある道を選ぶほうが脳が喜ぶ傾向があるから。

・運のいい人は他者を思いやる

 個体としての自分だけが生き残ればいい、勝ち残ればいいという場合よりも、弱い女子どもが生き延びる社会が生き延びるようにしないといけないから。

 とはいえ、思いやるだけではダメ。自分が他者を思いやりつつ勝ち続けないといけない。コツは「勝ちすぎない」こと。最適より好適、ベストよりベター。

・運のいい人は品のある行動をとる

 品のある行動は自分にかえってくる。「情けは人のためならず」。

・運のいい人はライバルの成長も祈る

 人間の脳は「個体の生命維持→種の保存→社会を築く」という流れ、つまり「自分の命を守る→他者と共生する」ために進化をしてきたので、誰かを蹴落とすのではなく、共生を目指すほうがパフォーマンスが高い。

・「他人のための尽くせるか」という利他行動で運はよくなる

 利他行動をとると脳の報酬系が刺激されるから。つまり褒められると現金を受け取った時と同じような喜びを感じることが科学的に実証されている。さらにナチュラルキラー細胞も活発になる。たとえ誰かに褒められなくても、自分はわかっているので、大きな快感が得られる。

 またミラーニューロンの働きにより、自分の行動で相手が喜んでくれると、自分も喜ぶという何重もの喜びを感じている。

・こうした考えの延長上にある、「自分のまわり」はもとより、「社会全体」に配慮できると運がよくなる。

・運がいい人は、他人をほめるのが上手

 「すごい」「素敵」とすぐ本人に伝える。「相手を褒める」=相手に報酬を与えているわけで、当然相手から好かれることになるから。

 ただしやみくも褒めるのではなく、正しくほめる。短所には寛容に。

・運がいい人は不安と上手につきあう

 自分に余裕がないと他人は褒めれない。そんな自分に起こる不安とうまくつきあえる人が運のいい人。

・運がいい人は、誰かを助けた時こそ「ありがとう」を言う。誰かを助けることは「相手に貸しを作ること」、そんな負担をかけない配慮がいい効果につながる。